セロー225の修理
セロー225の修理
先日、Eさんからセロー225にPWK28をつけて欲しいとの依頼がありました。
ノーマルの負圧キャブからこのキャブに交換すると、レスポンスが格段によくなるとネットで評判のようです。
スロットルホルダー、エアダクト、インシュレーター等も交換しましたが、取り付け作業自体は
特に難しいことはありませんでした。
取り付けが済んで、エンジンをかけたところまではよかったのですが、10秒ほどで
なぜかエンジンが止まってしまいました(- -);
再始動しようとしても全くかかる気配がありません。
え~、なんで!?いろいろ調べてみると、なぜかプラグに火が飛んでいません。
それから電気系統をいろいろ調べましたが、どこにも異常はないようです。
CDIを疑いましたが、CDIも正常ということが分かりました(- -);
もう調べるところは調べつくしたので、最後の手段、サービスマニュアルを購入しました。(約6000円!高っ!!)
で、マニュアルをみてびっくり。セローにはエキサイタコイルが2個あるようで、今回は片方の
コイルが断線していたようです。
(新品のコイルの抵抗を測ると、それぞれ600Ω、126Ωで、ひとつの同じコアに巻かれていたので
線径も同じだと考えると、高電圧と低電圧と2つの電圧を発生させて、エンジン回転数で使い分けて
いるのかもしれません。・・・あくまでも推測ですが。ちなみに今回断線していたのは高電圧を発生
させる方でした。今思うと確かに発生電圧が妙に低かったような・・・)
ということで、ステーターコイルを交換して修理は終了。
あとはキャブのセッティングを出せば終わりです。
そういうことなのでEさん、もうちょっとだけ待っててください!